栄養

〜脂肪の正体について徹底解説〜

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脂肪って何?

人間は長い歴史は常に飢えと向き合い、闘い生きてきました。人間だけではありません。

他の生物も含め、貴重なエネルギーをどの様に効率よく保存し、飢餓に備えるかというのは自身の種が生き延びるためには必須でした。

そんな問題を解決するため、生き延びるための貯蔵システム、それが脂肪です。

脂肪の大きな特徴として、人間が利用できる他の栄養素である、糖やタンパク質などのエネルギー源などに比べ、1gあたりに含まれているエネルギーがはるかに大きいのが特徴です。

つまり脂肪を溜め込む事でたくさんのエネルギーを体に蓄える事ができるのです。

しかし現代の先進社会では、ある意味食物連鎖の頂点に立つ人間はいつでも好きなだけ食物を摂取できますので、エネルギー過剰が常態化し、さらに、便利になりすぎた生活様式により運動不足が重なり、脂肪過剰の状態。様々な疾患の引き金となっています。

すっかり邪魔者となってしまっている脂肪。健康で充実した生活を送るためには脂肪の性質を理解し、上手に付き合う必要があります。

脂肪はどうやってつくの?

脂肪が蓄積されるためには二つの経路があります、まずは一つ目は食事から直接摂取される経路です。

脂質の摂取

皆さんが大好きなお肉や甘いお菓子などに多く含まれ、それらを摂取する事により、過剰となった脂肪分が蓄積されます。

脂質以外の栄養素から

二つ目は脂肪以外の糖やタンパク質などのエネルギー源となる食事を過剰に摂取した場合、それらの栄養素は一度分解された後、体内で脂肪として合成され貯蔵されます。

えっ?脂質じゃないのに脂肪になるのと思った方もいるかもしれません。

ここで少し糖質の代謝について説明しておきます。

糖は、体にとって、もっとも効率的なエネルギー源であり、さらに最重要臓器である脳にとっても唯一のエくネルギー源です。

糖質は消化器官を経て吸収後、血液によって全身を巡り隅々の細胞にエネルギーを供給し体を動かす原動力となります。

このうち血液中にある糖の量を血糖値と呼び、常に一定程度の濃度に保たれています。

血中の糖はエネルギーになるので多くても問題ないのでは?と思う方もおられるかもしれませんが、血糖値が高いと血管や様々な臓器に大きな負担をかけてしまいます。

糖は重要な栄養素ですので血中だけでなく、必要に応じてすぐに利用できるよう筋肉、肝臓などにも蓄えられています。しかしそれでも過剰となる分の貯蔵手段が脂肪組織なのです。

これにより、血液中の糖の量は調整され私達の健康が保たれているのです。

少し話しはそれましたが、脂肪はこの二つの経路で体内に蓄積されます。

肉などの脂肪のイメージが強い食品をとっていないにも関わらず体に脂肪がつくのはこの為です。

こうして吸収、合成された脂肪は脂肪組織を構成する脂肪細胞にて貯蔵されます。

脂肪細胞は増殖する

人の体には脂肪細胞が数百億個程度存在していると言われています。

脂肪細胞の中には脂肪滴と呼ばれる中性脂肪を蓄える風船が入ってるのですが、血液中で過剰となった中性脂肪はこの脂肪滴に取り込まれ、どんどん膨らみます。

最大で3倍程度まで膨らむと言われている脂肪滴は膨らんだらそれで終わりではありません。目一杯膨らんだ脂肪細胞はそこからさらに分裂するのです。

そして数がふえた脂肪細胞はまた3倍まで膨らみます。これを繰り返す事でお相撲さんのような丸々とした体へと変化していくのです。

多くの方が経験した事があるかと思いますが、脂肪はつけるのは簡単ですがとるのは大変ですよね。

先程からお話ししているように飢餓に備え生死を分ける物ですから、脂肪は真っ先には使用されません。

先に糖質などをエネルギー源として使用します。

それらが枯渇してくると本格的に脂肪を燃焼しエネルギーの確保を行います。

脂肪の燃焼のメカニズム

運動時や空腹時にはまず糖質をエネルギーとして使いますが、血中や筋肉に蓄えられている糖質は限りがあるため長時間行うとすぐに不足します。

その不足分のエネルギーを補うために脂肪が活躍します。

まず脂肪細胞に蓄えられた脂肪が分解されて脂肪酸とグリセロールとなって血中に放出されます。

それらの脂肪酸はタンパク質と結合し、からだの各組織の細胞内に渡され、ミトコンドリアという器官で完全に酸化されてエネルギーを産生します。

よく有酸素運動は数十分後から脂肪の燃焼が始まると言われるのはこのためです。

また脂肪酸の酸化には大量の酸素を必要とする為、効率よく脂肪を消費するには、呼吸をとめて爆発的に力を発揮するような激しい運動(無酸素運動)より、しっかり意識して呼吸を行う持続的な有酸素運動の方が有効なのです。

効率よく痩せたい方は有酸素運動を定期的に取り入れ脂肪を燃焼させることを心がけましょう。

糖質制限ダイエットの間違い

糖質は脂肪に変わるから取らない。この様な考え方のダイエットが巷で流行っています。

素人の方だけでなく、大手のダイエットジムでも堂々と宣伝され行われていますがこれは大きな間違いを犯した方法です。

糖質を取らないという事は当然、血液中の糖分濃度である血糖値が下がります。

人は糖が足りなければ生きて行けないので、血糖値を上げようとする反応が起こります。

別の物質同士を原料として、化学反応を起こし糖を作るのです。

これを糖新生と呼びます。

糖新生

糖新生で使われる原料は中性脂肪とアミノ酸なのです。ここでたくさんの脂肪だけを糖に変えてくれればいいのですがそうではありません。

割合は、中性脂肪1に対しアミノ酸9と言われています。

アミノ酸はタンパク質の最小単位であり、筋肉を作る重要な原料です。

糖新生の際、筋肉を分解してアミノ酸が確保され、中性脂肪を分解しグリセロールが確保されます。このアミノ酸とグリセロールが合わさることによって糖が作られます。

糖質カットは確かに痩せます。しかし同時に筋肉量が減るのです。

筋肉は人体最大のエネルギー消費器官です。

その筋肉が減るという事は基礎代謝の低下、つまり痩せにくく、太り安い体を作ってしまうのです。

糖質制限を堂々とすすめる大手企業のCMで数ヶ月でマイナス10数キロ痩せたというのをよく目にします。

あれは一見すると痩せて筋肉がついたように見えるかもしれませんが、実際は脂肪が減って元々あった筋肉が見えるようになっただけに過ぎません。

太りやすい体質となった体は少し気を抜くと高確率でリバウンドします。

糖質制限にはくれぐれも注意しながら専門家の指導の元行う事をおすすめします。

いかがでしたか?脂肪に関して、少し理解が深まったでしょうか?

なにかと悪役となる脂肪ですが、人類かここまで繁殖できたのは脂肪のおかげでもあります。

適切な量を適切に取り入れ、適度な運動で消費する。

この当たり前の事をコツコツ実践する事が美しく健康な体をつくり、充実した毎日を送る条件となります。

Rmakeでの体づくりの特徴

当スタジオは完全パーソナル指導となっております。

脂肪燃焼に効果的な有酸素運動であるキックボクササイズを中心としたダイエットや体質改善プログラムをご提案します。

1人で重たい鉄の塊を持ち上げたり、担いだりしても楽しくありませんよね。

パンチやキック動作をとおしてストレス解消しながら、美しくしなやかな筋肉、体作りをしましょう。

プロボクサーによる本格的な指導だけでなく、医療系国家資格取得者による、ストレッチ、エクササイズ指導、ボディーケアなどケガに対しても最大限の配慮をしております。

また食事指導唯一の国家資格である管理栄養士の食事指導も取り入れ、皆さまの目標達成をより安全で確かなものにします。

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